大池遺跡

 和歌山市の東部、紀の川市・海南市と接する大池の岸部(標高約60~80m)に石器類の散布がみられ、旧石器時代~縄文時代の遺跡として知られます。採集品には、旧石器時代のナイフ形石器・角錐状石器、縄文時代の石錐、石鏃、敲石などがあり、木葉形尖頭器は縄文時代草創期前後の時期と推定されています。
 市内で最も古い時期の遺跡の一つで、地域名をつけて「山東大池遺跡」と呼ばれることもあります。

〔写真〕遠景、尖頭器・石鏃