和歌山市の文化財・遺跡

天王塚古墳

詳細情報

天王塚古墳 墳丘と羨門
  • 天王塚古墳 羨門と扉石
  • 天王塚古墳 石棚と石梁
  • 天王塚古墳 玉類
読み仮名 てんのうづかこふん
種類 古墳・墳墓
時代 古墳時代
地区 西和佐・和佐・小倉・四箇郷地区
所在地 下和佐

 岩橋山地の大日山と矢田峠のほぼ中間で、岩橋山地のなかでは最高所につくられた前方後円墳です。墳丘の規模は全長86m、高さ6mです。後円部は正円形に近く、段築が三段確認されています。埋葬施設は、後円部中央に横穴式石室があり南側に開口しています。天王塚古墳の石室は全長10.59mで、玄室の奥壁は5.9mと非常に高いことが特徴です。天王塚古墳は墳丘・石室ともに岩橋千塚古墳群のなかで最大規模を誇ります。出土遺物には須恵器、玉類、ガラス小玉、馬具、鉄鏃などがあります。古墳の時期は6世紀後半と考えられます。

〔写真〕墳丘と羨門、玄門と扉石、石棚と石梁、玉類

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