和歌山市の文化財・遺跡

薬徳寺の狛犬

詳細情報

薬徳寺の狛犬
    読み仮名 やくとくじのこまいぬ
    指定 市指定文化財 美術工芸品
    指定日 昭和60(1985)年4月9日
    時代 室町時代
    地区 宮北・宮・宮前地区
    所在地/所有者等 津秦/薬徳寺

    〔種別〕工芸

     緑泥片岩製の小型の狛犬(像高25.5cm)で、細部の表現は写実的で破たんが少なく、全体的に小ぶりで愛らしい姿で表現されています。狛犬は本来は口を開いた阿形の獅子と角を持ち口を開いた吽形の狛犬で一対であり、口を開いた阿形の本像は獅子に相当します。台座に「長禄三年(1459)八月一日」の紀年銘があり、近世以前の在銘狛犬は珍しく非常に貴重な例と言えます。

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