和歌山市の文化財・遺跡

円光大師御絵伝

詳細情報

円光大師御絵伝 第1幅
    読み仮名 えんこうだいしごえでん
    指定 市指定文化財 美術工芸品
    指定日 平成2年(1990)4月13日
    時代 江戸時代
    地区 貴志・野崎・湊・楠見地区
    所在地/所有者等 梶取/総持寺

    〔種別〕絵画

     円光大師とは浄土宗の開祖法然のことです。18幅(各85.6cm×178.9cm)からなる本図は法然の生誕から入寂までを描いた絵伝で、総持寺第四十二世住持弁才によって本堂再建・釈迦堂建立のための勧進を目的として製作されたものです。
     勧進の趣旨を記した第1幅の裏を除く各軸の裏には勧進者名が列記されており、その総数は約2,100名にも及びます。なお、本図は絵解きのために掛け幅の形態で制作されていますが、原本の詞書を伴う絵巻の名残をとどめています。

    〔写真〕円光大師御絵伝第1幅

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