和歌山市の文化財・遺跡

牡丹唐草文様金華山裂

詳細情報

牡丹唐草文様 金崋山裂(華山)
  • 牡丹唐草文様 金崋山裂(陽柳)
読み仮名 ぼたんからくさもんようきんかさんきれ
指定 県指定文化財 美術工芸品
指定日 平成2年(1990)4月18日
時代 安土桃山時代
地区 雑賀・和歌浦・名草地区
所在地/所有者等 吹上 和歌山県立博物館/東照宮

〔種別〕工芸

 口覆とは茶の湯で「口切の茶事」などの際に用いる茶壺の口の部分を覆って飾るための四角い裂のことで、金蘭や緞子、錦等の格調高い裂が用いられます。東照宮には「華山」「楊柳」「小面」「佐藤」の銘を持つ四口の茶壺が伝えられており、それらはいずれも「呂宋壺」と呼ばれる唐物茶壺です。口覆は袷仕立てとなっており、いずれも表地は牡丹唐草文様金華山裂の同一の裂から裁断されたもので、裏地は「華山」と「小面」には赤地平絹、「楊柳」と「佐藤」には紫地平絹が用いられています。

〔写真〕華山、楊柳

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