和歌山市の文化財・遺跡

岩橋千塚古墳群

詳細情報

岩橋千塚古墳群
    読み仮名 いわせせんづかこふんぐん
    指定 国指定文化財 史跡・名勝
    指定日 昭和27年(1952)3月29日
    時代 古墳時代
    地区 西和佐・和佐・小倉・四箇郷地区, 宮北・宮・宮前地区, 三田・岡崎・安原・西山東・東山東地区
    所在地/所有者等 岩橋・森小手穂・井辺・鳴神/和歌山県(和歌山県立紀伊風土記の丘)

    〔種別〕特別史跡

     岩橋千塚古墳群は、岩橋山地の前山地区を中心に、花山・大谷山・大日山・寺内・井辺・井辺前山の各地区の丘陵上全体に広く分布する古墳群です。古墳の総数は700基を越え、指定地内には400基ほどの古墳が所在します。
     国内では最大規模の群集墳であり、結晶片岩を部材とする石梁や石棚を備えた特徴的な横穴式石室がみとめられることから、古墳群の一部が昭和27年(1952)に国の特別史跡に指定されています。
     古墳の築造時期は古墳時代中期から後期で、そのなかでも6世紀後半が中心です。現在確認されている古墳は前方後円墳27基、方墳4基、その他が円墳です。これらの造墓集団としては、日本書紀や古事記に記されている古代豪族紀氏が想定されています。

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