和歌山市の文化財・遺跡

旧柳川家住宅(主屋・前蔵)

詳細情報

旧柳川家住宅 外観
  • 旧柳川家住宅 ミセとニワ
  • 旧柳川家住宅 ミセとミセオク
  • 旧柳川家住宅 床構え
読み仮名 きゅうやながわけじゅうたく(しゅおく・まえぐら)
指定 国指定文化財 重要文化財 建造物
指定日 平成22年(2010)1月22日
時代 江戸時代
地区 西和佐・和佐・小倉・四箇郷地区
所在地/所有者等 岩橋 和歌山県立紀伊風土記の丘/和歌山県

 元は、漆器の産地として名高い海南市黒江にあった建物で、文化4年(1807)に普請されたとされます。柳川家は代々平兵衛を名乗り、大庄屋をつとめた家柄でありました。本家は西面から入り、裏に座敷がのび、南面はもと入江で、船着場になっていたといわれます。外観は切妻造、本瓦葺で、一・二階とも前面は格子をはめています。この建物は、よく保存され、デザインも実用的ながら大変優れ、本県の町屋の代表的なものです。現在、県立紀伊風土記の丘に移設されています。

〔写真〕外観、ミセとニワ、ミセとミセオク、床構え

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