和歌山市の文化財・遺跡

奠供山碑 (仁井田好古撰文碑)

詳細情報

奠供山碑 (仁井田好古撰文碑)
    読み仮名 てんぐさんひ(にいだよしふるせんぶんひ)
    指定 市指定文化財 歴史資料
    指定日 昭和63年(1988)3月30日
    時代 江戸時代
    地区 雑賀・和歌浦・名草地区
    所在地/所有者等 和歌浦中/玉津島神社

     江戸時代後期の紀州藩の儒学者で、『紀伊続風土記』を編纂した仁井田好古が、紀州の史跡を顕彰するために碑文を作成した碑の一つです。和歌浦に所在する奠供山の由来を記したもので、奠供山の隣の玉津島神社にあります。砂岩製で、高さ156cmです。神亀元年(724)、聖武天皇の和歌浦行幸の際、和歌浦の景観に感動し、守戸をおくことを命じた詔が発せられたのが奠供山とされており、天保3年(1832)に碑文が作成されています。

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