和歌山市の文化財・遺跡

紀三井寺の応同樹

詳細情報

紀三井寺の応同樹
    読み仮名 きみいでらのおうどうじゅ
    指定 市指定文化財 天然記念物
    指定日 昭和44年(1969)12月11日
    時代 -
    地区 雑賀・和歌浦・名草地区
    所在地/所有者等 紀三井寺/護国院(紀三井寺)

     護国院(紀三井寺)は、宝亀元年(770)、為光上人によって開かれた寺院です。寺伝によると、応同樹は為光上人が竜宮で竜王から贈られて持ち帰った霊木とされています。植物分類では、クスノキ科タブノキ属の常緑高木で、照葉樹林の代表的な樹種のひとつです。表坂中腹滝ノ坊の上にある応同樹は、和歌の浦を見渡す場所にあり、樹齢は約150年とされています。昭和44年(1969)、天然記念物として指定を受けたときには、幹周り2m、樹高15mの立派な樹観でした。現在では虫損により高さ1.5mで伐採されていますが、主幹や根元からは新しい枝が育っています。

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