和歌山市の文化財・遺跡

護国院(紀三井寺)本堂

詳細情報

護国院(紀三井寺)本堂
  • 護国院(紀三井寺)本堂
読み仮名 ごこくいん(きみいでら)ほんどう
指定 県指定文化財 建造物
指定日 昭和49年(1974)4月9日
時代 江戸時代
地区 雑賀・和歌浦・名草地区
所在地/所有者等 紀三井寺/護国院(紀三井寺)

 紀三井寺にある金剛宝寺護国院は救世観音宗で、西国観音霊場三十三所の第二番の札所の紀三井寺として有名です。寺伝によれば、宝亀元年(770)に唐の僧為光上人が日本で旅しているなかで、この地に寺を創建し、自作の十一面観音像を本尊としたとされます。現在の本堂は、棟札によれば宝暦9年(1759)に大衆の協力によって建立されたもので、桁行五間、梁間五間、正面に三間の向拝をもつ入母屋造の本瓦葺の建物です。江戸時代末期の建築ですが、総欅造で建築技術も優秀であり、紀ノ川沿いのこの時代のもとしては、粉河寺本堂とともに代表的な大建築物といえます。

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