和歌山市の文化財・遺跡

太刀 銘国時

詳細情報

太刀 銘国時
    読み仮名 たち めいくにとき
    指定 国指定文化財 重要文化財 美術工芸品
    指定日 大正3年(1914)4月17日
    時代 鎌倉時代
    地区 吹上・高松地区
    所在地/所有者等 吹上 和歌山県立博物館/東照宮

    〔種別〕工芸

     山城鍛冶の来派の流れを汲む一派である肥後国延寿派の刀工・国時の太刀(身長71.2cm、反り1.8cm)です。国時の太刀は直刃の刃文を焼くことが多いですが、本刀は直刃の乱れごころで、地肌に白気がある点に流派の特徴があらわれています。当初は縹糸巻の太刀拵が付属していた模様ですが、現在は白鞘に納められています。享保6年(1721)徳川頼宣の五十回忌にあたり、5代藩主吉宗が奉納したものです。

    〔写真〕刀身

    地図