木造十一面観音立像
詳細情報
読み仮名 | もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう |
---|---|
指定 | 国指定文化財 重要文化財 美術工芸品 |
指定日 | 明治30年(1897)12月28日 |
時代 | 平安時代 |
地区 | 雑賀・和歌浦・名草地区 |
所在地/所有者等 | 紀三井寺/護国院 |
〔種別〕彫刻
本像(像高183.0cm)は両手・両足先・頭上面などを別材とした内刳りの無い檜の一木造の十一面観音立像です。右手首の形から本来は錫杖を手にする長谷式の観音像であったと考えられます。眉目や衣文の彫りが簡潔であるなど平安時代後期(11世紀前半)頃の地方仏全体に共通する造像傾向を端的に示す作例です。なお、この十一面観音立像は客仏ではないかと考えられています。