金銅造丸鞘太刀 中身無銘
詳細情報
読み仮名 | こんどうつくりまるさやたち なかみむめい |
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指定 | 国指定文化財 重要文化財 美術工芸品 |
指定日 | 大正9年(1920)4月15日 |
時代 | 鎌倉時代 |
地区 | 松江・木本・西脇・加太地区 |
所在地/所有者等 | 大阪城天守閣/淡島神社 |
〔種別〕工芸
淡島神社に伝世した金銅造丸鞘太刀(身長73.7cm、鞘長87.88cm、柄長22.4cm)は鎌倉時代に定着した実戦用の形式の太刀です。現在は失われていますが、本来は帯に下げる為の鎖編みにした兵庫鎖の帯取りが付いていました。柄から鞘までを金銅装とした拵で、鎬造庵棟の刀身が付属します。松藤文兵庫鎖太刀(文化庁所蔵)と比べると金銅装に文様が施されておらず、帯取り金具や石突をはじめとする金具類にも文様が彫られていないなど全体的に簡素な拵となっています。鎌倉時代の絵画や文献史料には記載がありますが、実物の類品の数はあまりありません。
〔写真〕金銅造丸鞘