いずれも八幡宮に寄進された田畑の寄進状であり、時代は永和3年(1377)から大永5年(1525)に及びます。寄進者は木本西庄に居住した武士農民で、田畑は零細なものが多いが、当時(中世後期)の村落の事情、荘園の組織を知る上に貴重なものです。明治24年(1891)、史料編纂所の調査の際に巻子本に仕立てているため保存状態も良好です。