赤坂御庭図画帖
詳細情報
読み仮名 | あかさかおにわずがじょう |
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指定 | 市指定文化財 美術工芸品 |
指定日 | 平成25年(2014)4月7日 |
時代 | 江戸時代 |
地区 | 本町・城北・雄湊・中之島地区 |
所在地/所有者等 | 湊本町 和歌山市立博物館/和歌山市 |
〔種別〕絵画
本画帖(28.0cm×41.5cm)は紀州徳川家の江戸中屋敷である赤坂邸(現赤坂御用地)の庭園「西園」の四季折々の風景を描いた画帖です。全部で15図が収められており、外箱には「記録部類 赤坂御庭図 一六四号 南紀徳川家」というラベルがあり、紀州徳川家に伝来した作品であることがわかります。
本画帖には「西園」の60を超える名所のうち14か所15図画が坂昇春により描かれています。また、各画面の上部には短冊形の料紙に「洗心亭残月」「長生村仲夏」「冝春観開花」というふうに建物等の雅号と季節が記されています。
このように本画帖は赤坂邸「西園」をビジュアル的に知ることのできる数少ない貴重な資料の一つといえます。
〔写真〕洗心亭残月、青崖埒打球之図、鳳鳴閣春草、向陽亭 初春二