和歌山市の文化財・遺跡

弓箭具

詳細情報

矢・蒔絵矢櫃
    読み仮名 きゅうせんぐ
    指定 県指定文化財 美術工芸品
    指定日 平成2年(1990)4月18日
    時代 江戸時代
    地区 雑賀・和歌浦・名草地区
    所在地/所有者等 吹上 和歌山県立博物館/東照宮

    〔種別〕工芸

     徳川家康所用品として紀州徳川家に伝来していた弓矢(矢1手、弓9張、附蒔絵弓櫃1合、矢2具(228本))で、徳川頼宣および明治4年(1871)に徳川茂承により奉納されました。頼宣奉納品のうち黒漆塗の下地に藤を巻いた重藤の弓で、さらに上から上質の黒漆がかけられています。また、弓櫃・矢櫃はともに梨地雲霞文蒔絵で、両側面に鍍金錠前金具のついた豪華でありながら実用性と堅牢さをも兼ね備えています。

    〔写真〕矢・蒔絵矢櫃

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