和歌山市の文化財・遺跡

唐物茶壷 銘 華山(利休在判)・楊柳・小面・佐藤

詳細情報

唐物茶壷銘華山
  • 唐物茶壷銘楊柳
読み仮名 からものちゃつぼ めい かざん(りきゅうざいはん)・ようりゅう・こおもて・さとう
指定 県指定文化財 美術工芸品
指定日 平成2年(1990)4月18日
時代 安土桃山時代
地区 雑賀・和歌浦・名草地区
所在地/所有者等 吹上 和歌山県立博物館/東照宮

〔種別〕工芸

 徳川将軍家からの拝領品として紀州徳川家に伝来したものを、明治4年(1871)5月に徳川茂承により東照宮に寄進されたものです。これらの茶壺は総高40cm前後で、壺の肩に耳を四つ付け、胴上がりに波状文を施したルソンなどの東南アジアを介して日本にもたらされたいわゆる呂宋(ルソン)壺と呼ばれる中国南部製の唐物茶壺です。それぞれに「華山」「楊柳」「小面」「佐藤」という銘があり、利休の花押のあるものや豊臣秀吉旧蔵品など、由緒正しい名物茶壺です。

 〔写真〕唐物茶壷銘華山、唐物茶壷銘楊柳

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