大同寺の銅製蔵骨器 附石櫃
詳細情報
読み仮名 | だいどうじのどうせいぞうこつき つけたりせきひつ |
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指定 | 県指定文化財 美術工芸品 |
指定日 | 昭和35年(1960)8月16日 |
時代 | 奈良時代 |
地区 | 西和佐・和佐・小倉・四箇郷地区 |
所在地/所有者等 | 岩橋 和歌山県立紀伊風土記の丘/大同寺 |
〔種別〕工芸
大同寺墳墓は、紀ノ川の河口に近い北岸にある南叡山大同寺の北側にある標高約50mの丘陵上に位置します。石櫃と銅製蔵骨器は天保年間(1830~43)の山崩れの際に出土したものであるため、正確な出土地点は不明ですが、銅製蔵骨器の形式から奈良時代に作られた火葬墓であると考えられます。
銅製蔵骨器(総高19.7cm、口径29.0cm)は重圏座に宝珠型のつまみを持つ蓋と低い脚部を持つ盤状の坏身からなります。蓋の裏面中央と身の底部外面中央にはともに「生」という1字が刻されています。なお、付属の和泉砂岩製の石櫃は身と蓋からなり、中央に円形の穴が穿たれています。
〔写真〕銅製蔵骨器、蓋裏銘、石櫃