鳴神Ⅱ遺跡
詳細情報
読み仮名 | なるかみにいせき |
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種類 | その他 |
時代 | 弥生時代, 古墳時代, 飛鳥時代, 奈良時代, 平安時代 |
地区 | 宮北・宮・宮前地区 |
所在地 | 鳴神 |
鳴神Ⅱ遺跡は、岩橋千塚古墳群の所在する岩橋山地に接する紀ノ川南岸の沖積地に広がる東西約0.3km、南北約0.4kmの遺跡です。過去の調査では弥生時代末~平安時代にかけての溝や奈良時代の井戸などが検出されています。特に、溝は弥生時代末に開削され、古墳時代中期に整備し、以後奈良時代~平安時代まで使用されたことが出土遺物から伺うことができ、今日の宮井用水同様に用水路として機能していたものと考えられます。なお、溝からは建築部材と考えられる屋根型の木製品や扉、斧柄や砧、杵、腰掛状木製品などが出土しています。
〔写真〕井戸(奈良時代)、腰掛状木製品、屋根形木製品