和歌山城跡
詳細情報
読み仮名 | わかやまじょうあと |
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種類 | 城館跡 |
時代 | 古墳時代, 鎌倉時代, 室町時代, 安土桃山時代, 江戸時代 |
地区 | 本町・城北・雄湊・中之島地区 |
所在地 | 一番丁 二番丁 三番丁 四番丁 五番丁 六番丁 七番丁 九番丁 十番丁 十一番丁 十二番丁 十三番丁 小野町 小人町 西汀丁 北汀丁 南汀丁 雑賀屋町 雑賀屋町東ノ丁 小松原通 真砂丁 吹上 岡山丁 屋形町 |
和歌山城跡は、和歌山市和歌山城周辺に所在する近世の武家屋敷である三の丸を中心とした遺跡です。
和歌山城の南東部を調査した折には、江戸時代末期の『和歌山城下町図』に描かれた百軒長屋の敷地東辺を区画する溝を、紀州徳川家家老水野家の屋敷地跡の調査では、礎石立建物や基礎石組、石組溝等の屋敷地に関係する遺構群を検出しています。
和歌山地方・家庭・簡易裁判所の新庁舎建設にあたり実施された発掘調査では、屋敷地境界施設や井戸・石組枡・暗渠などの水周り施設が確認されています。また、その下層では古墳時代や鎌倉時代の遺物のほか、室町時代の土坑墓や粘土採掘穴とみられる遺構がみつかっており、和歌山城築城以前にも人間の活動痕跡が認められます。
〔写真〕水野家家紋軒瓦、水野家屋敷地、水野家屋敷地出土遺物