東照宮本殿・石の間・拝殿
詳細情報
読み仮名 | とうしょうぐうほんでん・いしのま・はいでん |
---|---|
指定 | 国指定文化財 重要文化財 建造物 |
指定日 | 大正5年(1916)5月24日 |
時代 | 江戸時代 |
地区 | 雑賀・和歌浦・名草地区 |
所在地/所有者等 | 和歌浦西/東照宮 |
和歌浦権現山にあり、紀州藩初代藩主徳川頼宣が元和5年(1619)に紀州に入国した翌年に景勝地の和歌浦に造営したもので、家康並びに頼宣の二公を祀っています。東照宮社殿の構造は日光東照宮にならって豪華絢爛に装飾され「紀州日光」と称されます。
本殿は権現造りと呼ばれるもので、本殿と拝殿の中間に一段低い石の間という建物を置くのが特徴で、この建物は江戸時代前期の権現造りの代表例です。本殿は桁行三間、梁間三間、入母屋造り、拝殿は桁行五間、梁間二間、入母屋造りで正面に千鳥破風を設けています。これらは総檜皮葺の建物で、内部は朱塗漆、本殿の欄間装飾には怪獣、鳥魚、四季の草花の彫刻を施し、蟇股や木鼻にも精密な意匠をこらしています。拝殿も本殿と同様に、建物の細部まで装飾されています。
〔写真〕本殿全景、本殿と唐門、本殿