和歌山市の文化財・遺跡

歓喜寺の柏槙

詳細情報

歓喜寺の柏槙
    読み仮名 かんきじのびゃくしん
    指定 市指定文化財 天然記念物
    指定日 平成3年(1991)4月12日
    時代 -
    地区 西和佐・和佐・小倉・四箇郷地区
    所在地/所有者等 禰宜/歓喜寺

     柏槙はイブキともいい、ヒノキ科ビャクシン属の常緑針葉高木です。短い葉が付いた枝は上に向かって伸び、全体として炎のような樹形になります。禰宜の歓喜寺で、本堂東側の墓地との境界の斜面に生育している柏槙は、樹高13m、胸高幹周り3.7mの巨木です。現在は墓地となっている区域は、もとは水田であり、その畦畔に生えていたようです。根元から1.5~2mの部分から3本の幹がわかれています。北西の幹は長さ4mで、ほぼ水平にのびて池の水面を覆っています。最も大きい西の幹は長さ9mで、幹元から6mの部分でさらに西側に分岐しています。枝張りもよく良好な樹観を形成しています。

    地図