和歌山市の文化財・遺跡

旧谷村まつ氏住宅

詳細情報

旧谷村まつ氏住宅 外観
  • 旧谷村まつ氏住宅 ニワ
  • 旧谷村まつ氏住宅 ダイドコロ
読み仮名 きゅうたにむらまつしじゅうたく
指定 県指定文化財 建造物
指定日 昭和44年(1969)4月23日
時代 江戸時代
地区 西和佐・和佐・小倉・四箇郷地区
所在地/所有者等 岩橋 和歌山県立紀伊風土紀の丘/和歌山県

 この民家はもと有田川中流の旧清水町(現在 有田川町)に建てられていました。東西に長い敷地の西端に北面して主屋が建てられ、他には納屋があっただけです。主屋の建立年代は不明ですが、言い伝えや建築手法から18世紀後期と推定されます。屋内平面は三間取りで、この地域の民家のかなり古い形を継承していることがわかります。入口は二間通しの広い土間(ニワ)となり、土間の右側は、仏壇、物入れ付の10畳間(オモテ)があり、その奥にイロリのある板の間(ダイドコ)と板の間付の三畳間(ナンド)があり、土間には3連のカマドや農家ならではの脱穀用の唐臼が据えられています。現在は県立紀伊風土記の丘に移築されています。

〔写真〕外観、ニワ、ダイドコロ

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