紀ノ川の北岸に位置する遺跡で、標高8m前後の沖積低地に弥生時代中期から古墳時代前期の集落および古墳時代後期の古墳が形成されています。弥生時代中期後半から古墳時代前期には、多数の竪穴建物が確認されるなど規模の大きな集落遺跡で、古墳時代中期には廃絶しています。古墳時代後期には竪穴建物が築かれた場所に重なる形で古墳が3基確認され、古墳の周溝からは家・馬・人物などの埴輪も出土しています。
〔写真〕竪穴建物(弥生時代)、円墳(古墳時代)