雑賀崎台場跡
詳細情報
読み仮名 | さいかざきだいばあと |
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種類 | その他 |
時代 | 江戸時代 |
地区 | 雑賀崎・田野地区 |
所在地 | 雑賀崎 |
雑賀崎の北端部、紀伊水道に突出した通称「トンガの鼻」と呼ばれる岬の先端部に築かれた台場跡です。調査により台場の周囲には土塁がめぐり、土塁の下には石垣が構築されている状況が判明しました。土塁に囲まれた中央部には、逆V字状の石積み遺構が確認されています。 この石積み遺構に関しては、現在のところ類例がなく、詳細は不明ですが、砲台に関連するなんらかの施設であるものと考えられます。台場の築造時期は、構築の際の整地土から出土した遺物より、18世紀後半から19世紀前半と考えられます。
〔写真〕逆V字状の石積み遺構