和歌山市の文化財・遺跡

玉津島神社文書

詳細情報

玉津島神社文書 国主社領寄進状
  • 玉津島神社文書 春秋祭礼
  • 玉津島神社文書 祓具図説 八足案図
読み仮名 たまつしまじんじゃもんじょ
指定 市指定文化財 文書・書跡
指定日 平成28年(2016)5月12日
時代 江戸時代
地区 雑賀・和歌浦・名草地区
所在地/所有者等 湊本町 和歌山市立博物館/玉津島神社

 玉津島神社文書は藩主徳川頼宣からの社領寄進状、春秋祭礼に関する吉田家からの祭式勘文、祭礼に必要な幔幕等の寄進等のほか、神社の由緒書き上げ等の由来、宝物、社格に関する一群、江戸中期には禁裏から同社の春秋祭礼に使者が派遣されるようになり、この代参に関する一群、奠供山拝所など社頭整備、営繕関係および卯の日講関係の古文書・古記録からなる一群、祈祷・祝詞等宗教活動に関する古文書・古記録からなる一群、神主高松家、および国学に関係する古文書・古記録からなる一群により構成されています。
 現在玉津島神社は国名勝「和歌の浦」の重要な核として位置づけられており、「玉津島神社文書」は、「和歌の浦」を構成する同神社の、江戸時代における整備と維持の過程を示しています。とりわけ、玉津島神社は徳川幕藩体制下の地方神社でありながら、朝廷・公家世界の人々との交流を示す古文書・古記録・記念物が数多く残されていることに大きな特徴があります。

〔写真〕国主社領寄進状、春秋祭礼、祓具図説

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