鳴神Ⅴ遺跡は、和歌山市東部の花山西裾の微高地に広がる東西約0.5km、南北約0.4kmの遺跡です。古墳時代の小区画水田のほか、古墳時代初頭~後期にかけての円墳・方墳、中世の井戸などが検出されています。これらの古墳は、西側に広がる秋月遺跡で確認された古墳群とともに平野部に形成された古墳群です。鳴神Ⅴ遺跡で確認された古墳からは馬歯が出土しており注目されます。
〔写真〕水田(古墳時代)、古墳(古墳時代)、井戸(鎌倉時代)