高積山遺跡は昭和3年(1928)に発掘された埋納銭遺構です。埋納坑は深さ約60cmで、平瓦を敷いた底から約45cmまで銅銭が積まれていました。銅銭は藁に通した緡の状態であったと考えられます。なお、これらの銅銭の所在は現在不明ですが、総数10,470枚で、その大部分が宋銭であったことが分かっています。
〔写真〕高積山遠景