茶臼山古墳は、東に隣接する車駕之古址古墳・釜山古墳とともに、釜山古墳群(木ノ本古墳群)を形成しています。土地開発により、墳丘はほとんど削られていますが、周辺に残る地割りや発掘調査から、5世紀中頃の前方後円墳(前方部が短い帆立貝式)である可能性が強まっています。後円部の直径は約36mで、墳丘の裾には葺石が確認されています。また前方部の外堤には円筒埴輪列が発見されました。
〔写真〕円筒埴輪、外堤の円筒埴輪列、後円部の葺石