晒山古墳群
詳細情報
読み仮名 | さらしやまこふんぐん |
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種類 | 古墳・墳墓 |
時代 | 古墳時代 |
地区 | 貴志・野崎・湊・楠見地区 |
所在地 | 大谷 |
大谷古墳がある背見山の支尾根に分布する古墳群で、10基が確認されています。土取り工事により消滅の危機にさらされ、昭和43年(1968)から関西大学考古学研究室により緊急に発掘調査が行われました。2号墳と10号墳(背見山古墳)が前方後円墳で、その他は円墳と考えられています。1号墳は粘土槨、2号墳は木棺直葬や土坑墓、3号墳は礫槨、4号・10号墳は横穴式石室を主体とするなど、埋葬施設はさまざまで、築造時期も5世紀前半から6世紀後半まで時期幅がありますが、なかでも大谷古墳や背見山古墳を中心として、5世紀末から6世紀前半に集中しています。現在、6・7号墳が現地に保存されています。
〔写真〕1号墳粘土槨、1号墳玉類出土状況(勾玉・管玉・臼玉)、2号墳前方部土坑墓の須恵器出土状況、3号墳礫槨