禰宜貝塚
詳細情報
読み仮名 | ねぎかいづか |
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種類 | 貝塚 |
時代 | 縄文時代 |
地区 | 西和佐・和佐・小倉・四箇郷地区 |
所在地 | 禰宜 |
和歌山市の東部、紀ノ川左岸に平野部に突き出したようにそびえる標高237mの高積山があり、高積山西方の斜面裾部の標高9m前後の場所に縄文時代の貝塚が形成されています。ボーリング調査と確認調査により、貝層は幅約10m、長さ約40mの西貝塚と幅約10m、長さ約80mの東貝塚の2列に分けられることが判明しています。
出土品に縄文土器、石器(石鏃、石錐、削器、石匙)、イノシシの牙を利用したナイフなどがあり、土器からみて縄文時代前期が主体で中期、後期も少量みられます。貝類にはハイガイ、ヤマトシジミ、ハマグリ、獣骨にはシカ、イノシシがあります。
〔写真〕貝層の様子、イノシシ牙製ナイフ、縄文前期土器、縄文土器(関東系)