和歌山市の文化財・遺跡

寺内57号墳

詳細情報

寺内57号墳 羨道
  • 寺内57号墳 開口部
読み仮名 てらうちごじゅうななごうふん
種類 古墳・墳墓
時代 古墳時代
地区 三田・岡崎・安原・西山東・東山東地区
所在地 森小手穂

 岩橋千塚古墳群の築かれた岩橋山地の南斜面に位置します。直径35~40mの円墳と推定され、大型横穴式石室を埋葬主体とします。盗掘等により玄室部は天井石が落ち込み、崩落していましたが、羨道部の形態はよく残されています。築造は6世紀後半頃と思われ、石室の復元全長は推定で11m以上にも及び、同時期の岩橋千塚古墳群中で最大規模であり、首長墓の一つと考えられます。玄室内の部分調査により、須恵器が出土しています。

〔写真〕羨道部、開口部

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