花山古墳群の中央部に築かれた古墳です。墳丘の形状は帆立貝式の前方後円墳で、規模は全長52m、高さ4.6mです。埋葬施設は後円部と前方部に一箇所ずつあったと推定されています。前方部で確認された埋葬施設からは、鉄剣、滑石製管玉・勾玉・小玉、ガラス製小玉・臼玉などが出土しており、鉄剣の出土状況から3体の遺体が埋葬されていた可能性が指摘されています。古墳の築造時期は5世紀初頭と考えられます。
〔写真〕埋葬施設、鉄剣