紀の川銅鐸出土地
詳細情報
読み仮名 | きのかわどうたく |
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種類 | その他 |
時代 | 弥生時代 |
地区 | 有功・直川・川永・山口・紀伊地区 |
所在地 | 田屋・直川 |
昭和35年(1960)11月に、紀ノ川に架かる田井の瀬橋下流約400mの中州の一角で、川底の砂利を採取していた船によって、銅鐸の破片が引き上げられました。砂利をすくい上げるバケットにより強い力が加わったために、銅鐸は約40点の破片になっていますが、元は1m以上もの大型の銅鐸であったことがわかります。身には突出する線によって文様がつけられている突線鈕式と呼ばれる型式で、弥生時代の後期頃の制作と考えられます。材質分析の結果、銅約90%のほかに錫と鉛が微量成分として含まれた、銅の比率が極めて高いことが判明しています。