和歌山市の文化財・遺跡

井辺前山26号墳

詳細情報

井辺前山26号墳 竪穴式石室
  • 井辺前山26号墳 土器埋納遺構
読み仮名 いんべまえやまにじゅうろくごうふん
種類 古墳・墳墓
時代 古墳時代
地区 三田・岡崎・安原・西山東・東山東地区
所在地 井辺

 井辺前山26号墳は、福飯ヶ峯の北の支尾根上に立地します。同じ尾根の頂上には、5世紀以前の全長約60mの前方後円墳である井辺前山24号墳があります。井辺前山26号墳はその北側斜面の一段下にあたり、全長19.5mの小型の前方後円墳です。
 平成9年(1991)の発掘調査により、墳丘上から円筒埴輪や人物・動物・家・盾などの形象埴輪が発見され、くびれ部分からは須恵器や土師器を10数点ずつ埋納した土坑2基が発見されました。古墳の築造時期は6世紀初頭で埋葬施設は竪穴式石室を使用しています。同時期の他の古墳が新しい葬法である横穴式石室を採用しているのに対し対照的です。

〔写真〕竪穴式石室、土器埋納遺構

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