伊太祁曽神社1号墳
詳細情報
読み仮名 | いたきそじんじゃ1ごうふん |
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指定 | 市指定文化財 史跡・名勝 |
指定日 | 令和3年5月17日 |
時代 | 古墳時代 |
地区 | 三田・岡崎・安原・西山東・東山東地区 |
所在地/所有者等 | 和歌山市伊太祈曽/伊太祁曽神社 |
伊太祁曽神社の境内にある古墳で標高約20mの丘陵上に築かれた円墳で、同一丘陵上に築造された3基の円墳により伊太祁曽神社古墳群が形成されています。3基の古墳のうち内容が判明している1号墳は直径16m、高さ5mの規模で、内部主体は西側に開口する両袖式の結晶片岩(けっしょうへんがん)を小口(こぐち)積みした横穴式石室です。奥壁に石棚1枚、・石梁(いしはり)2本、低い位置に両側壁に組み込まれた屍床(ししょう)をもつ、和歌山県北部に特徴的な「岩橋(いわせ)型」と呼ばれる石室の代表例の一つです。
出土遺物は確認されていませんが、石棚・石梁の両方を備えるという完成された石室の特徴からみて、横穴式石室の盛行期である古墳時代後期(6世紀)の築造と判断されます。
石室 屍床