和歌山市の文化財・遺跡

湊御殿(奥御殿)

詳細情報

湊御殿(奥御殿) 外観
    読み仮名 みなとごてん(おくごてん)
    指定 市指定文化財 建造物
    指定日 昭和42年(1967)2月14日
    時代 江戸時代
    地区 雑賀・和歌浦・名草地区
    所在地/所有者等 西浜/和歌山市

     湊御殿は、現在の和歌山市湊1~3丁目にあった紀州藩主の別邸で、二代藩主徳川光貞が元禄11年(1698)に造営しました。しかしながら、その後幾度も火災で焼失し、現在の建物は十一代藩主斉順により、天保5年(1834)に再建された建物のうちの一棟で、平成18年(2006)に現在の地に移築されました。
     斉順により造営された湊御殿は、江戸城本丸御殿や紀州藩の江戸屋敷を模した、広壮で豪華なものであったと言われています。建物は、上の間・次の間・入側廊下などからなる数寄屋風書院造によるもので、上の間には床の間・違棚があります。また、入側廊下の奥の杉戸絵には紀州藩に仕えた絵師により「唐人人物図」と「花鳥図」が描かれています。

    〔写真〕湊御殿(奥御殿) 外観

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