〔種別〕工芸
直刃調の小乱で小丁字交じりの刃文を持ち、佩裏に銘を切る太刀(身長80.0cm)で、作者は備中国青江の元重です。身幅が幾分広く、反りも高い中鋒で、堂々とした太刀姿であり、非常に重さがあります。明治14年(1881)9月に、長尾家から南龍神社に奉納されたもので、のちに南龍神社が東照宮に合祀されたため、東照宮の所蔵となったものです。
〔写真〕刀身