太刀 銘伯耆大原真守(附 糸巻太刀拵)
詳細情報
読み仮名 | たち めいほうきおおはらさねもり(つけたり いとまきたちごしらえ) |
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指定 | 国指定文化財 重要文化財 美術工芸品 |
指定日 | 大正2年(1913)4月14日 |
時代 | 平安時代, 江戸時代 |
地区 | 雑賀・和歌浦・名草地区 |
所在地/所有者等 | 吹上 和歌山県立博物館/東照宮 |
〔種別〕工芸
刀身は、平安時代後期の伯耆国の刀工で、安綱の子といわれる真守の作です。小乱に小丁字交じりの刃文を持つ腰反りの高い小鋒の太刀(身長75.2cm、反り2.4cm)です。二字銘の「真守」や三字銘の「真守造」が多いなかで長銘を切っている点も貴重であり、大原真守を代表する名作として知られています。江戸時代に作られた付属する糸巻太刀拵は、柄巻・渡巻ともに茶色の巻糸で、鞘は梨子地蒔絵に魚々子を打った赤銅地に金の葵紋をあしらった金具が付けられています。
〔写真〕糸巻太刀拵