太刀 銘備前国(以下不明 伝真長)(附 糸巻太刀拵)
詳細情報
読み仮名 | たち めいびぜんのくに(いかふめい でんさねなが)(つけたり いとまきたちごしらえ) |
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指定 | 国指定文化財 重要文化財 美術工芸品 |
指定日 | 大正2年(1913)4月14日 |
時代 | 鎌倉時代, 江戸時代 |
地区 | 雑賀・和歌浦・名草地区 |
所在地/所有者等 | 吹上 和歌山県立博物館/東照宮 |
〔種別〕工芸
宝永5年(1708)5月に、五代藩主徳川吉宗が東照宮に奉納したものです。銘は「備前国」とあり、以下は不明ですが、直刃に小足入りで小互の目が交じる刃文を持つ刀身(身長79.7cm、反り3.4cm)は、三代藩主綱教が奉納した真長と共通する点が多く見られます。江戸時代に作られた太刀拵は、柄・鞘ともに紫の巻糸で、梨子地に葵紋を散らした蒔絵の鞘に魚々子を打った赤銅地に金で葵紋をあしらった金具が付けられています。
〔写真〕糸巻太刀拵