和歌山市の文化財・遺跡

和同開珎・万年通宝

詳細情報

和同開珎
    読み仮名 わどうかいちん・まんねんつうほう
    指定 市指定文化財 考古資料
    指定日 昭和62年(1987)1月17日
    時代 奈良時代
    地区 本町・城北・雄湊・中之島地区
    所在地/所有者等 湊本町 和歌山市立博物館/和歌山市

     発掘調査によって太田・黒田遺跡から出土した奈良時代の銭貨の一括資料(直径2.36~2.55cm)です。皇朝十二銭である和同開珎が42枚、万年通宝が4枚の合計46枚からなります。中に刳りぬきの井筒を納めた直径2.0m、深さ2.9mの井戸の底から出土したことから、これらの銭貨は井戸に埋納されたものであったと考えらます。
     なお、本資料は発掘調査で出土した一括資料としては和歌山県内では最多例であり、全国的にも比較的多いものです。

    〔写真〕和同開珎

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