和歌山市の文化財・遺跡

冬景山水図

詳細情報

祇園南海「冬景山水図」
    読み仮名 とうけいさんすいず
    指定 市指定文化財 美術工芸品
    指定日 平成25年(2013)4月1日指定
    時代 江戸時代
    地区 本町・城北・雄湊・中之島地区
    所在地/所有者等 湊本町 和歌山市立博物館/和歌山市

    〔種別〕絵画

     本図(40.7cm×52.4cm)は画面右の岩山から滝が流れ、湖面へと注ぎ、広々とした湖に2人の高士が佇む姿が配されています。画面左上には祇園南海自筆の五言二句の詩が添えられ、画と詩の一体化が図られています。
     紀州藩の儒官で文人画家である作者の祇園南海(1676~1751)は中国から舶載された画譜を通して、中国の文人画の画風や知識を習得し、柳沢淇園や池大雅等の後進を多く育てたことから、「日本の文人画の祖」と呼ばれています。

    地図