太田・黒田遺跡出土銅鐸
詳細情報
読み仮名 | おおだ・くろだいせきしゅつどどうたく |
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指定 | 県指定文化財 美術工芸品 |
指定日 | 平成10年(1998)4月15日 |
時代 | 弥生時代 |
地区 | 本町・城北・雄湊・中之島地区 |
所在地/所有者等 | 湊本町 和歌山市立博物館/和歌山市 |
〔種別〕考古資料
太田・黒田遺跡は和歌山県内屈指の弥生時代の遺跡です。この銅鐸は、昭和45年(1970)に遺跡東側の河川の改修工事に際して出土しました。高さ約30cmの弥生時代中期の外縁付鈕1式の4区袈裟襷文銅鐸で、結晶片岩製の舌が鐸身内側で発見されています。
この銅鐸は、島根県加茂岩倉遺跡出土銅鐸のうちの4口と同笵であることが確認されています。弥生時代の拠点集落遺跡から出土しており、弥生時代における青銅器の流通状況を知るうえでも貴重なものです。