歴代紀州藩主奉納刀
詳細情報
読み仮名 | れきだいきしゅうはんしゅほうのうとう |
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指定 | 県指定文化財 美術工芸品 |
指定日 | 平成2年(1990)4月18日 |
時代 | 室町時代, 安土桃山時代, 江戸時代 |
地区 | 雑賀・和歌浦・名草地区 |
所在地/所有者等 | 吹上 和歌山県立博物館/東照宮 |
〔種別〕工芸
東照宮に伝来する刀剣は紀州徳川家初代藩主頼宣以来、歴代藩主によって寄進されたものです。これらの太刀はいずれも寄進者が糸巻太刀拵を新調して寄進するのを慣わしとしていました。刀身は、家康が所持したと伝えるものと初代頼宣から六代宗直までが寄進したものは、平安時代~鎌倉時代に作刀された古刀が多くみられますが、それ以降に寄進されたものは、江戸時代に新たに作刀された新刀が多くみられます。なお、これらの刀剣を寄進する際には、奉納者が新たに糸巻太刀拵を新調することが慣例となっていました。
〔写真〕太刀銘備前長船守行糸巻太刀拵(紀州藩二代藩主徳川光貞奉納)、太刀銘肥前佐賀住行永糸巻太刀拵(紀州藩十代藩主徳川治宝奉納)