和歌山市の文化財・遺跡

東照宮縁起絵巻

詳細情報

東照宮縁起絵巻 二十八段 和歌祭 東照宮~天満宮
  • 東照宮縁起絵巻 二十八段 和歌祭 市町~片男波御旅所
  • 東照宮縁起絵巻 二十八段 和歌祭 出島付近
読み仮名 とうしょうぐうえんぎえまき
指定 県指定文化財 美術工芸品
指定日 平成2年(1990)4月18日
時代 江戸時代
地区 雑賀・和歌浦・名草地区
所在地/所有者等 吹上 和歌山県立博物館/東照宮

〔種別〕絵画

 初代藩主徳川頼宣が奉納したと伝えられる、5巻ともに紙本金地著色の巻子装(各縦36.0cm、全長838.7cm)で、白地葵紋散金襴の表紙に八角の水晶製の軸端という豪華な仕立ての絵巻です。
 東照宮縁起絵巻は徳川家康の生涯の主要場面と、没後の久能山葬送と日光への改葬、寛永17年(1640)の三代将軍家光による家康二十五回忌大法要、紀州初代藩主徳川頼宣による紀州東照宮の造営と和歌祭を詞書・絵各二十八段の構成で描いたものです。二十七段までは寛永17年に家光により日光東照宮に奉納された「日光本東照宮縁起絵巻」とほぼ同様のものですが、紀州東照宮造営と和歌祭を描いた二十八段目はこの絵巻にのみ存在しています。

〔写真〕東照宮縁起絵巻 二十八段 和歌祭(東照宮~天満宮、市町~片男波御旅所、出島付近)

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