和歌山市の文化財・遺跡

浄永寺の板碑

詳細情報

浄永寺の板碑
    読み仮名 じょうえいじのいたび
    指定 市指定文化財 史跡・名勝
    指定日 昭和46年(1971)1月9日
    時代 室町時代
    地区 有功・直川・川永・山口・紀伊地区
    所在地/所有者等 直川/浄永寺

    〔種別〕史跡

     板碑は浄永寺(浄土真宗本願寺派)の境内に建てられており、砂岩製で高さ85cm、前幅35cm、横幅8cmです。碑面には38名の法名とともに「逆修講一結衆中敬白、元亀二年二月時正、直川門徒」と刻んであります。元亀2年(1570)2月、当地の門徒が出征する際に死後の冥福を願って逆修講を結んだものであると考えられます。なお、寺伝では石山合戦に出陣した戦死者の供養碑とされています。いずれにしても、当時の雑賀門徒の下部組織の姿を物語る資料として重要なものです。

    地図