猊口石
詳細情報
読み仮名 | げいこうせき |
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指定 | 市指定文化財 史跡・名勝 |
指定日 | 昭和63年(1988)3月30日 |
時代 | 縄文時代 |
地区 | 雑賀・和歌浦・名草地区 |
所在地/所有者等 | 秋葉町/和歌山市 |
〔種別〕史跡
秋葉山の北西裾部にある緑色片岩の岩山で、その形が獅子(猊)が口を張った姿を思わせることから猊口石と名付けられました。江戸時代から名所として取り扱われており、岩の西壁には紀州藩の儒学者として著名な李梅渓の筆により「猊口石」の刻銘があります。この猊口石からは、縄文時代晩期の土器片とハマグリやハイガイなどの貝殻が出土しており、そうした状況から猊口石は秋葉山麓裾部の旧海岸に営まれた岩陰遺跡であると考えられます。
〔写真〕遠景(西から望む)、刻まれた銘部分「猊口石」