和歌山市の文化財・遺跡

紀三井寺の樟樹

詳細情報

紀三井寺の樟樹
    読み仮名 きみいでらしょうじゅ
    指定 市指定文化財 天然記念物
    指定日 昭和42年(1967)2月14日
    時代 -
    地区 雑賀・和歌浦・名草地区
    所在地/所有者等 紀三井寺/護国院(紀三井寺)

     紀三井寺護国院の本堂前に、樹高20m、胸高幹周り5.8mで、推定樹齢400年とされる大樟樹があります。樟樹は、植物分類ではクスノキ科ニッケイ属で、防虫効果のある芳香を持ち、特に西日本で人里近くに多く植生する樹木です。2.5mの高さから3本の幹にわかれ、それより四方八方に枝が広がり、広場の南半分をおおっています。遠く和歌の浦からもその偉容が望見できるほどです。枝分かれの又状の部分には、木本植物のネズミモチ・ナワシロブミと、草木植物のリュウキュウヤブラン・ヘクソカズラが着生しています。樟樹北側の根元には小祠が建てられ、樟龍王大神として祀られています。

    地図