和歌山市の文化財・遺跡

岡山の根上り松群

詳細情報

岡山の根上り松群
    読み仮名 おかやまのねあがりまつぐん
    指定 県指定文化財 天然記念物
    指定日 昭和33年(1958)4月1日
    時代 -
    地区 吹上・高松地区
    所在地/所有者等 吹上/和歌山大学

     岡山は、古来より吹上の浜の汀線に平行して発達した砂丘です。江戸時代、和歌山城の城下町建設のときに、三年坂の切り通しや、堀止の埋め立て、外堀の掘削などにより著しく改変され、また明治以降の変革もあり、いまではほとんど砂丘の旧態をとどめません。
     吹上一丁目の和歌山大学教育学部附属小中学校内には、比較的よく砂丘の原形が残され、それとともに旧海岸林も一部が現存しています。根上がり松群はほとんどが枯死してしまいましたが、グランドの北にあるものは、根からの高さ3.5m、幹周り3mで、いまなお威容を残しています。

    地図