和歌山市の文化財・遺跡

護国院(紀三井寺)多宝塔

詳細情報

護国院(紀三井寺)多宝塔
  • 護国院(紀三井寺)多宝塔 二階部分
読み仮名 ごこくいん(きみいでら)たほうとう
指定 国指定文化財 重要文化財 建造物
指定日 明治41年(1908)4月23日
時代 室町時代, 安土桃山時代
地区 雑賀・和歌浦・名草地区
所在地/所有者等 紀三井寺/護国院(紀三井寺)

 寺伝によれば、以前にあった塔が嘉吉元年(1441)の風害により倒壊したが、文安6年・宝徳元年(1449)に再建の勧進が行われているので、この頃建立されたものとみられます。下層が方形、上層が円形の平面形をもつニ重の塔で、最上部の相輪は鋳鉄製で、四隅に鎖を張り風鐸を釣っています。上層部は直径2.45mで、白漆喰などでまんじゅう形に固めた亀腹の上に円形に高欄をめぐらしています。本瓦葺の三間多宝塔で各種の絵様、彫刻、須弥壇とも室町時代中期の様式手法を示しています。

〔写真〕護国院(紀三井寺)多宝塔、二階部分

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